子浦(こうら)と妻良は天然の崖と人工の防波堤で守られた南伊豆最大の良港に面しています。
妻良港西の鯛ヶ岬(たいがみさき)から南の吉田までの海岸線は急峻で、遊歩道はあるものの、海岸まで降りることはできません。海上からは、岩脈・火山の根が作り出した自然の造形が楽しめます。
Information
- あり-有料(シーズン以外は無料?)-数十台
- 伊豆急・下田駅からバス、[妻良]下車
- なし
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 岩場の通行には、転倒・転落・落石に注意しましょう。
周辺の見どころ
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力石(ちからいし)
妻良の三島(みしま)神社に境内に、二つの玉石があります。北条水軍の勇士たちが、軽々と持ち上げたそうです。
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柱状節理(ちゅうじょうせつり)
妻良と吉田の間の断崖絶壁に、遊歩道が設けられています。林道途中には柱状節理の露頭があります。
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方角石(ほうがくいし)
夫婦岬(めおとみさき)はかつては、日和山(ひよりやま)として利用されたようで、方角石が残ります。今では、ウバメガシが茂り、日和見は利きません。
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風の神(かぜのかみ)
夫婦岬には、風の神の石造物も祀られています。
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さざれ石
遊歩道の途中には、水底土石流の堆積層がさざれ石と呼ばれています。
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鯛ヶ岬(たいがみさき)
西風から妻良港を守るように張り出した岬です。港から見ると、鯛の形に見えることから、鯛ヶ岬と名付けられました。
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鯛ヶ岬(たいがみさき)
鯛ヶ岬は、全て柱状節理に覆われて、鯛のうろこのように見えます。
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海食洞(かいしょくどう)
鯛ヶ岬周辺には、柱状節理が侵食されてできた海食洞の数々があり、シーカヤックなどで抜けられます。
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京ノ字島(きょうのじじま?)
海上から見る京ノ字島の威容です。
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火山の根?
京ノ字島は全体に柱状節理が発達しています。火山の根と考えられます。
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柱状節理
京ノ字島の先端西側の柱状節理の下部が波食されて、ノッチの中の柱状節理が見られます。
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北谷川浜(きたやがわはま)
妻良(めら)港の外海に出ると、北谷川浜のゴロタが見えます。夏季限定の渡船で渡ると、コバルトブルーの海をプライベートビーチ気分でのんびりとできます。
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北谷川浜からの波勝崎(はがちざき)
小さな砂浜から、波勝崎の白い崖が見えます。
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北谷川浜のシマシマ
北谷川浜の東側の行きどまり付近の崖では、砂泥互層(さでいごそう)の層理(そうり)がきれいに見えます。
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水底土石流
北谷川浜の西にはゴロタ浜があり、その先には、水底土石流堆積層で行きどまりとなります。
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南谷川浜(みなみやがわはま)
小さな岬を廻ると、南谷川浜が現れます。こちらには、渡船はありません。
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断崖絶壁
南谷川浜から吉田までの海岸線は断崖絶壁が続きます。陸からのアクセスはできなく、海上からならば様々な形の岩場が見られます。
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柱状節理の崖
波食された崖の岸壁には、柱状節理が見られます。
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ピラミッド!
次々と奇岩が現れますが、名前は付けられていません。
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岩脈?
火山の根もしくは岩脈でしょうか?
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タカノス
急峻な岩峰から火山の根と考えられます。
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タカノス東壁
タカノスの一枚岩を吉田側から見ます。右の岩場が鍛冶屋浜(かじやはま)です。
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妻良の盆踊り
毎年8月のお盆に、妻良の海岸で盆踊りが行われます。花笠をつけた昔の娘さん達や見物客が、念仏調の囃子で輪になって静かに踊ります