安良里は、独特な地形により、駿河湾沿いの西海岸の中でも波静かな天然の良港と言われています。小さな砂嘴(さし)でできた網屋崎(あみやざき)が天然の防波堤となり、奥深く入り組んだ港は台風の時にも影響が受けることが少ないと言われます。
この地形を利用して昔はイルカの追い込み漁が盛んであり、網屋崎(あみやざき)にはその漁で使う専用の網を保管する場所だった網小屋が今も残されています。
Information
- あり-無料-15台
- 修善寺駅発の東海バスに乗車、安良里バス停で下車
- あり
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 網屋崎へは、今山の遊歩道から急な山道を下ります。
周辺の見どころ
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今山(いまやま)
安良里漁港を守るように西に張り出す小さな山で、先端に網屋崎の砂嘴ができました。
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網屋崎
駿河湾の沿岸流に運ばれた礫が堆積してできた砂嘴です。イルカの追い込み漁に使われる網の保管するための網小屋もありました。
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浦守(うらもり)神社
網屋崎にある小さな神社。砂嘴には、ハマボウとウバメガシの群落があります。
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弁天島
港内の入口にある小さな神社には、海上安全の守り神として弁天様が祀られています。
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凝灰岩露頭
安良里の小さな砂浜に、ぽつんと凝灰岩が侵食に耐えて残りました。
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いるか供養之碑
明治15年に海豚の大群が捕獲されて、漁村は一時的に潤いました。漁民は、海豚(いるか)を供養して滅罪としたとのことです。
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神洞(じんぼら)滝
安良里港に注ぐ浜川の上流にある滝で、岩脈に成長した柱状節理を流れ落ちます。
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採石場
神洞滝の近くに大きな採石場があります。