現在の伊豆半島で露頭する最も古い時代の地層である仁科(にしな)層群(約2000万年前~1500万年前)が一色の周辺に分布します。その大部分が海底噴火で流れだした溶岩や水底土石流の堆積物からなります。 一色の枕状溶岩はこの仁科層群に含まれる溶岩流の一部です。
Information
- あり-無料-数台
- 松崎発の東海バスに乗車、一色橋バス停で下車。徒歩5分
- なし
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 枕状溶岩のジオサイトまでの林道は細いので、通行に注意してください。
周辺の見どころ
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岩脈(がんみゃく)
枕状溶岩の地層に、後から地下から貫入(かんにゅう)したマグマが割り込んで、冷え固まりました。
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岩脈
露頭(ろとう)には別の岩脈も見られます。
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河原の転石(てんせき)
枕状溶岩前の沢の川床の石。約1700万年前の化石が見つかるかもしれませんね。
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小滝
沢の上流にある小さな滝。この上流の山から、約1700万年前の化石が見つかりました。枕状溶岩のある地層はそれよりも下にあるので、約2000万年前と推測されています。
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餅山(もちやま)の枕状溶岩
一色の仁科川沿いには、餅山と呼ばれる枕状溶岩の露頭があります。ぼた餅の小豆のようにぶつぶつとした枕状溶岩は約2000万年前の海底に噴火した姿を見せてくれます。
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化石の展示
一色の公民館前には、近くで採取された化石を含む石が展示されています。