仁科川の支流・白川(しらかわ)沿いでは、湯ヶ島層群の時代(約1500万年前~1000万年前)に海底で発生した土石流の粘土と砂が深い海底で静かに堆積したタービダイトが、伊豆半島の衝突により隆起しました。
- 地域
- 西伊豆エリア
- ジオサイト
- タービダイト
- 地層分類
- 約1500万年前~1000万年前に、海底火山から噴出した砕屑物が、土石流によって更に深い海底の谷で静かに堆積した地層です。
- 住所
- 静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里
- キーワード
- タービダイト
Information
- なし
- 松崎発の東海バスに乗車、出合バス停で下車。徒歩10分
- なし
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 赤沢渓谷沿いには歩道らしきものはありますが、崩落している場合もあります。
周辺の見どころ
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玉ねぎ状風化
隆起した凝灰岩が風化して、玉ねぎの皮のように剥けた表情を見せています。中には核となった礫岩(れきがん)が見られることもあります。
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赤沢(あかざわ)
白川林道の赤沢橋から赤沢渓谷が始まります。川床が赤くなっているのは、酸化した鉄分とみられます。
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ミョウバン採石場跡
八瀬橋(やせばし)から赤沢の左俣を遡行すると、戦時中にミョウバンを採取したと考えられる採石場らしきものが現れます。
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採石場内部
採石場跡のすき間から覗くと、湯ヶ島層群の地層が熱水変性したものが露頭しています。