松崎の海岸の北端にある弁天島はかって巨鯛島(こだいじま)と呼ばれる小島で、弁天様のお参りには赤い太鼓橋を渡ったそうです。現在では地続きとなっていて、ウバメガシが群生する山頂には厳島(いつくしま)神社がまつられています。
Information
- あり-無料-数台
- 修善寺駅発の東海バスに乗車、松崎バス停で下車。徒歩5分ほど
- なし
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 弁天島の遊歩道は、崖の上や中を通ります。足元と頭上に注意して歩きましょう。
周辺の見どころ
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弁天島南側
松崎新港突堤から弁天島を望みます。
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弁天島の遊歩道
島全体が水冷破砕岩でできている弁天島を一周できる遊歩道があります。
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素掘りトンネル
遊歩道の北縁には水冷破砕岩を手掘りしたトンネルがあり、中を歩けます。
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弁天島東北の露頭
弁天島の東北に位置する海岸の露頭では、水冷破砕岩を水底土石流の堆積層が覆っています。
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防潮堤
弁天島の北を流れる江奈(えな)川の開削工事で付け替えられた小さい川に、海からの海流が逆流するのを防ぐ水門が設けられています。
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防潮堤の露頭
防潮堤の上流右岸には、水底土石流堆積物の互層(タービダイト)が見られます。貝化石も見つかるそうです。
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なまこ壁通り
薬問屋だった近藤邸周辺の旧家のなまこ壁の道が50mほど残ります。
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なまこ壁の石蔵
塀もなまこ壁で飾られた依田家の石蔵です。
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伊豆石の石蔵
伊豆石の蔵がカフェとして使われています。
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伊豆石の石蔵
松崎港沿いに、大きな角礫を含む美しい凝灰岩を使った石蔵が残ります。
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伊豆石の石畳
浄泉寺の参道の石畳は室岩洞から切り出した凝灰岩の伊豆石(軟石)が敷かれています。
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イグサの生息地
明治時代に呉服商だった中瀬(なかぜ)邸前を流れる那珂川(なかがわ)の岸には、昔栽培されていたイ草が残ります。
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伊那下(いなしも)神社の卜石
神社境内背後にあるト石(うらない石)は、凝灰角礫岩のようです。
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道部(みちぶ)梅養院の凝灰岩露頭
道部の梅養院の背後の洞に凝灰岩・凝灰角礫岩が露頭します。
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八木山の露頭
八木山(やぎやま)から高野山への登り口の露頭は、水底土石流の凝灰角礫岩のようです。(下部には水冷破砕岩や岩脈のようなものも見えます。)
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高野山の露頭
高野山に近づくと道沿いには、凝灰岩の奇岩が露頭します。
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高野山(たかのさん)
高野山の参道は巨岩の中を進みます。
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高野山
最上部には、弘法大師の石造物が祀られています。弘法大師はかつて修行の場を探しに来たそうだが、谷の深さが物足りないことで紀州に高野山を開いたそうです。