田子の瀬浜(せばま)から燈明ヶ崎を経て、浮島(ふとう)に至る遊歩道があります。白浜層群の海底火山の時代に、海底で堆積した噴出物(火砕物、軽石・火山灰)が、伊豆半島の衝突で隆起・侵食された地形・地層が見どころです。浮島海岸から長鼻(ながはな)と燈明ヶ崎が見えます。
- 地域
- 西伊豆エリア
- ジオサイト
- 燈明ヶ崎
- 地層分類
- 白浜層群の海底火山から噴出した火砕物・軽石・火山灰が堆積した地層が、伊豆半島の衝突で隆起しました。
- 住所
- 静岡県賀茂郡西伊豆町田子
- キーワード
- 海底火山
Information
- あり-無料-80台(田子瀬浜海岸駐車場・夏季有料)
- 修善寺駅発の東海バスに乗車、田子バス停で下車
- あり
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 燈明ヶ崎遊歩道は断崖上を歩きます。転落には注意しましょう。磯場への磯道は特に危険が伴います。
周辺の見どころ
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オチョウの小島
オチョウの磯場は、凝灰岩と水底土石流の荒々しい崖が見どころです。
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ブダイ場
遊歩道から外れて、急峻な崖を磯道を降りるとブダイ場と呼ばれる白色凝灰岩の海食崖(かいしょくがい)が見えます。
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燈明堂跡
燈明ヶ崎は、かつて灯台の前身として「燈明堂」がありました。
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汐フキ
磯場への道は分かりません。
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水底土石流の露頭
遊歩道には、水冷破砕岩と水底土石流が露頭します。
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海食洞
燈明ヶ崎の根本にある崖が海食されて穴が開いています。
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浮島の断層
長鼻から浮島側の小岬の断層が海食された洞穴となっているのが明瞭に見えます。
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長鼻(ながはな)
浮島と燈明ヶ崎の間に小岬で、水底土石流のシマシマがきれいです。
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3D地形図
静岡県点群データにより、燈明ヶ崎周辺の3D地形図を作成しました。