走り湯や伊豆山神社のある熱海市の伊豆山地区は、約40万年~25万年前に噴火して成長した湯河原火山の山すそに位置します。
伊豆山の海食された崖に開いた洞穴内で湧いている源泉が海岸に飛ぶように走り落ちる様から”走り湯”と名づけられました。珍しい横穴式の源泉です。
Information
- なし
- JR東海道線・熱海駅からバス[伊豆山中央]下車、徒歩5分
- なし
- 難易度
- 街歩き
- 安全情報
- 源泉からは高温のお湯が湧いていますのでやけどにご注意ください。カメラやメガネが曇ります。
周辺の見どころ
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走り湯・源泉
奥行5mの洞窟にある池から70度の温泉が吹きあげています。現在は自噴ではなく、源泉から引き込んだ湯が、毎分140リットル噴出しています。
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走湯(そうとう)神社
伊豆山神社の境外摂社(けいがいせっしゃ)として、走り湯の源泉を守護する神社です。
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伊豆山漁港の露頭
漁港の崖には、熱海火山の噴出物と考えられる凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)が露頭します
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伊豆山神社
走り湯から837段の石段を登ると伊豆山神社に着きます。古くから役小角(えんのおづの)などの修験者や修行僧が修行を積んだ霊場でした。当初は、日金山の山上にありましたが、本宮を経て、現在地に遷座(せんざ)したとの説が有力です。
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雷電社(らいでんしゃ)
境内摂社(けいだいせっしゃ)のひとつで、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を祀っています。神社手前右には、”光り石”があります。
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頼朝・政子の腰掛石
伊豆国に配流された源頼朝は、北条政子とともに伊豆山神社を深く崇敬し、鎌倉幕府を樹立後も、二所詣として参詣しました。本殿左に頼朝と政子が腰かけたとされる石が安置されています。
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行者場の巨岩
白山社に向かう途中に大きな岩があります。修験者が修行した場所なのでしょうか?
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白山社 石蔵谷
巨岩が並ぶ石蔵谷(いしくらだに)
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白山社(はくさんしゃ)
石蔵谷(いしくらだに?)の磐座(いわくら)に白山社の本殿が鎮座します。
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本宮
伊豆山神社が今の地に遷座する前は、ここにあったそうです。今では、日金山(ひがねさん)を遥拝(ようはい)する場所となります。
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巨岩
本宮社から岩戸山に向かう道に置かれている大きな巨石が転がっています。
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収縮節理
子恋の森(こごいのもり)公園のハイキングコースの途中に、収縮してできたと見られる節理(せつり)が露頭します。
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ビーチライン下の巨岩
熱海ビーチラインの下のゴロタ浜には巨石が点在して、釣り場となっています。
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岡弁天岩・沖弁天岩
ゴロタから少し離れて、岡弁天岩、沖磯に沖弁天岩があります。
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高岩(たかいわ)
小さいが尖った形が特徴の釣り場です。