陸上で噴火活動した熱海火山のひとつである魚見崎(うおみざき)火山が約60万年前頃に、主に水底で噴火した噴出物がその後の地殻変動で、隆起して、錦ヶ浦(にしきがうら)から赤根崎の海岸に露頭しています。
- 地域
- 東伊豆エリア
- ジオサイト
- 赤根崎
- 地層分類
- 以前は多賀火山の活動初期に主に水底(一部陸上)で噴火した噴出物と考えられていた。
最近は、活動時期・場所から多賀火山をいくつかの火山群に分類して、約70万年~45万年前に活動した熱海火山の海側で約60万年~50万年前に活動した魚見崎火山の噴出物と考えるようになった。 - 住所
- 静岡県熱海市上多賀
- キーワード
- 魚見崎火山
Information
- なし
- JR東海道線・熱海駅からバス停[アカオ・ハーブ・ローズガーデン]下車、徒歩30分
- なし
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- ゴロタ浜の通行に注意しましょう。赤根崎は私有地です。
周辺の見どころ
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曽我浦(そがうら)
曽我浦は熱海と多賀を結ぶ道にある、断崖絶壁の海岸です。
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小曽我(こそが)洞窟
錦ヶ浦から曽我浦の海食崖(かいしょくがい)には、海食洞がいくつかあります。小曽我洞窟はダイビングの人気スポットになっています。
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スズメ岩
曽我浦海岸の沖に浮かぶ小さなスズメ岩(一本の松が目印)は陸地に見える岩脈の続きと考えられます。
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二ツ根(ふたつね)
赤根崎の北に二つの小島が浮かびます。上多賀流紋岩(かみたがりゅうもんがん)の溶岩で形成された離れ根です。