伊東市宇佐美の北東に広がる大崎海岸から北にかけて、約75~65万年前に噴火した大崎火山の下部層・中部層・上部層が露頭しています。波に洗われているので、様々な地層が新鮮な状態で観察することができます。
この露頭は、大崎火山の模式地に相当し、上部層の安山岩が細かい板状の節理が発達しています。
Information
- あり-夏季は有料-150台(宇佐美留田浜辺公園)
- JR伊東線・宇佐美駅から徒歩30分
- あり
- 難易度
- ゴロタ歩き
- 安全情報
- ゴロタの浮石に注意。崖からの落石にも注意。
周辺の見どころ
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黒崎
全体的に白い大崎火山の噴出物の中で、ここだけは黒い石が卓越しています。
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赤岩
赤く酸化した安山岩で、陸上に噴出したものと考えられます。
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二ツ根
岩脈が切れ切れで海中から顔を出します。
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長根
海中に伸びる岩脈です。
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長根の岩脈
岩脈から噴出した安山岩溶岩のようです。
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焼却場下の露頭
赤く酸化した溶岩のようです。
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行蓮寺の津波碑
行蓮寺(ぎょうれんじ)の石段には、1923年大正関東地震の際の津波の到達点が記録されています。
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行蓮寺の津波供養塔
1703年元禄関東地震の津波供養塔は、地震発生直後に、発生した津波による多くの犠牲者を供養するものです。