伊東温泉の西に広がるなだらかな丘陵は、水道山と呼ばれます。(上水道の第一水源があります。)
伊豆東部単成火山群のひとつである鉢ヶ窪火口群は、馬場平・鉢ヶ窪火口・第一水源の岩脈などを合わせた呼び名です。およそ2万3000年前に噴火したと推定されています。
Information
- なし
- JR伊東・伊東駅から約3km
- なし
- 難易度
- ハイキング
周辺の見どころ
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馬場の平・鉢ヶ窪
馬場の平・鉢ヶ窪の地形を展望すると、中央の黄色くなっているのが、馬場の平で、右の高いピークは大平山です。
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鉢ヶ窪火口壁の火山弾
火口壁に火山弾がめり込んでいます。
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鉢ヶ窪火山のスコリア層
陸上火山の大平山が土石流で崩壊した崖の下部に、鉢ヶ窪火口群からのスコリアが堆積しています。
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スコリア層
鉢ヶ窪火山群の周りの道路沿いの崖などで、スコリアの堆積層が露頭します。
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小川沢の堰堤の露頭
土石流の上に、湖成シルト層が厚く積もり、最上部に鉢ヶ窪火山群の降下スコリア層が覆います。
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小川沢の年縞
大平山の土石流でせき止められた川が一時的に湖沼となり、水中に堆積したシルト層に年縞(ねんこう)ができました。
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年縞
長い年月の間、湖沼などの底に堆積した土などの層が描く特徴的な縞模様の堆積物です。
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馬場平からの伊東市街
馬場平は伊豆東部単成火山群のひとつの鉢ヶ窪火山群中のスコリア丘で、約2万3000年前に噴火しました。
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南伊東駅近くの露頭
鉢ヶ窪火口群の周辺の道路沿いに、宇佐美火山の溶岩流が露頭します。
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大東館の防空壕
鉢ヶ窪火山群のスコリア堆積層を掘って防空壕に利用していました。今では、大東館の貸切風呂への通路に使われています。ミルフィーユのような縞々が照明に浮かび上がります。