初島は、静岡県熱海市に属する島で、伊豆半島東方沖の相模灘(さがみなだ)に浮かぶ周囲4Kmの小島です。
火山活動でできた島が侵食されて海中に沈んで、その後に隆起した島と考えられています。1923年の関東地震の際には、約2m隆起しました。
海底地図で見ると、相模トラフからの比高(ひこう)1000mの崖の上に位置することが分かります。
Information
- なし
- 熱海港から高速船で30分
- あり
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- ゴロタ浜の通行には注意
周辺の見どころ
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海成段丘
最高標高33.5mの島は、ほぼ海抜10m毎に段丘が形成されています。現在海面すれすれの海岸が、次の地震で段丘面として上昇するのでしょう。
静岡県点群データを利用して、地図を作成しました。 -
3D地形図
静岡県点群データを利用して、3D地形図を作成しました。
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段丘(だんきゅう)面を連絡する坂道
島内には三面の隆起段丘があり、段丘面を坂道がつなぎます。
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初島灯台
最上層の段丘面(標高47~50m)には、灯台が立ちます。外側のらせん階段で上まで登れば(有料)、伊豆半島などの展望ができます。
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ゴロタから熱海を望む
島の周囲はゴロタ浜が囲みます。
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パン皮状溶岩
海岸に露頭する巨石は初島火山(12万年より古い?)の噴出物で、表面がパン皮のようにひび割れています。
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露頭
ゴロタの中に、特徴的な巨礫が露頭します。
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露頭
節理(せつり)の見える巨礫も見られます。
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露頭
スパッターの巨礫です。
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露頭
説明できない露頭です。
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地震で隆起した砂浜?
ゴロタ浜より陸側に残る砂浜は隆起で離水したものでしょうか?
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巨礫に根を張る松
巨礫の露頭の亀裂に、松が根を張ります。