神子元島は、下田市の沖合、約10kmの太平洋上に浮かぶ無人島で、伊豆半島の最南端に位置します。伊豆半島が海底火山の時代には、その一部だったと考えられます。
海抜32mの高台に、明治三年11月11日"(旧暦?)に建てられた神子元島灯台が、周囲の海の安全を守ります。
磯釣りや、ダイビングのメッカで、灯台がある島には、磯釣りの渡船で渡ります。
Information
- 下田・手石漁港などから渡船で
- なし
- 難易度
- ハイキング
周辺の見どころ
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南からの空撮
手前の亀根付近には、シュモクザメの群れが集まるとの情報があります。
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西からの空撮
神子元島の周囲には、離れ根がいくつもあります。
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神子元島・空撮
神子元島に渡って、空撮を行いました。
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神子元島灯台
神子元島灯台には、エビス岩(恵比須島?)から切り出した伊豆石(緑色凝灰岩)が使われ、稲取の火山灰と梨本の石灰岩を運んで焼成した速成セメントが用いられています。外壁には、炭素繊維を使って耐震補強されています。海上保安庁が公開しているVRで内部の伊豆石を観察できます。
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旧事務所・官舎
今では無人となった事務所・官舎跡には、屋上に太陽光パネルを設け、内部の蓄電池に蓄えた電気で、灯台用の電気を供給しています。外壁には、伊豆石が使用されています。
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防波壁
旧官舎などを西風から守る石垣による防波壁はボロボロです。
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植生
植生も伊豆半島の海岸とよく似ています。タイトゴメとボタンボウフウが多いです。
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祈り
灯台への坂道の脇に、石室(中に石祠)と風化した石祠が祀られています。
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水鏡
磯だまりの水に灯台が映り込みます。
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赤壁
赤褐色の地層・白と黒のシマの灯台が、青空に映えます。
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海食洞
灯台下の崖に大きく奥深い海食洞があります。
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岩脈?
ブダイ場手前の切れ込みに、柱状節理のできた岩脈らしき地層が見えます。
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岩脈?
張り出した根は、岩脈のようです。
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水冷破砕岩
凝灰角礫岩の中に、水冷破砕岩かいくつもあります。火山弾のようです。
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リーゼガング現象?
須崎や赤根島と同様に、熱水変質した凝灰角礫岩には、リーゼガング現象とみられる岩があります。
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黒瀬
黒瀬と呼ばれる場所は、海流が勢いよく流れているので、大物が釣れるそうです。青根・沖青根の磯場には釣り人が集まります。