梨本は河津川の支流・奥原川(おくはらがわ)に沿った谷底平地にあります。奥原川の浸食された川床の崖に露頭する(縞模様が見られる)石灰岩には貝殻やサンゴ、大型有孔虫などの化石が見つかり、約1400万年前のプランクトンの化石も発見されたそうです。
Information
- なし
- 伊豆箱根鉄道・修善寺駅からバス、[梨本]バス停下車
- なし
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- ワサビ田近くを通るので、断って通行しましょう。
周辺の見どころ
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石灰岩
奥原川の左岸に幅約10mほどの狭い範囲に露頭します。
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ジンパクの滝
大平火山の溶岩流が埋め尽くした谷間を水流が侵食して、4段に落ちる滝を造りました。大きな滝つぼの崖は、安山岩のようです。
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石滝(いしたき)
溶岩流が水流により滑らかに侵食された滝です。
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オンタの滝
滝の裏はえぐられていて、小さいながら裏見ができます。
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庄兵衛淵(しょうべえぶち)の滝
奥原川の最上流に位置する滝です。
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福田屋(ふくだや)
ノーベル賞作家の川端康成は、湯ケ野(ゆがの)の河津川右岸にある旅館の一室で、[伊豆の踊子]を執筆しました。
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文学碑
伊豆の踊子の一節が刻まれた文学碑が、旅館の庭の一角に建ちます。
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湯ヶ島層群の露頭
河津川の福田屋近くの上流の右岸には、湯ヶ島層群と考えられる地層が露頭します。
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小鍋峠(こなべとうげ)
下田街道の旧道で、湯ケ野と北沢を結ぶ峠です。幕末に、川路聖謨や駐日総領事ハリスが越えた歴史を感じる峠です。
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白浜層群の露頭
峠道には、白浜層群の凝灰岩が露頭します。