須崎半島の南端にある小さな漁港が須崎です。須崎遊歩道は、須崎半島南端の須崎漁港から水仙の群生地として有名な爪木崎(つめきざき)までのハイキングコースです。岩場コースと海岸コースがありますが、おススメは伊豆諸島の浮かぶ太平洋の絶景をご覧いただける海岸コースです。潮風を浴びながら、雄大な海の景色をお楽しみください。
Information
- あり-無料-数台
- 伊豆急・下田駅よりバス、[須崎海岸]バス停下車、徒歩
- あり
- 難易度
- 岩場歩き
- 安全情報
- 海岸沿いの崖上の遊歩道の通行は、転倒・転落・落石に注意しましょう。
周辺の見どころ
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伊豆石の石蔵
須崎漁港近くの民家の石蔵には、きれいな斜交層理(しゃこうそうり)が入っている伊豆石が使われています。
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小白浜(こしらはま?)の三十三観音
漁港の裏山にある庚申堂(こうしんどう)近くには、閻魔大王の石造物や、観音像が35体ほど凝灰岩の崖を穿った石室に安置されています。
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黒島(くろしま)
須崎港の東端に浮かぶ黒島で、その手前が”黒島横の磯”でお手軽な磯場です。遊歩道の踊り場から見下ろせます。
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軍艦の鼻
手前の断崖が軍艦の鼻と呼ばれる磯のようです。
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かなしき
崎山の崖下の右手には、”かなしき”の平らな岩場が波に洗われています。
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崎山(さきやま)
遊歩道の見晴らしがある場所から、崎山の断崖絶壁を望めます。その下の波食棚が”崖下”の磯場です。
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ピラミッド
崎山の崖上から崖下の”ピラミッド”を見下ろせます。ほぼ垂直の崖で、オーバーハングもあるので、危険な磯場です。
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小白島(こしらしま?)
遊歩道から見える異形の磯場が、”小白島”のようです。
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心落し(しんおとし?)
細間の段の広場から見える崖が”心落し”のようです。奥の島が”小白島”です。
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細間の段(ほそまのだん)
細間の段は、広い平坦な棚ですが、石丁場として石材が採掘された場所です。凝灰質砂岩と凝灰角礫岩が混在します。
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赤根(あかね)
細間の段の南に張り出す赤く変色した根です。細間の段との間に深いワレマがあり、干潮の時でないと渡れません。
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みのわ
細間の段の東に浮かぶ小島は、”みのわ”と呼ばれます。
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細間島(ほそまじま)
細間の段の南東に浮かぶ”細間島”です。
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カケアラ
カケアラという小さな根の先端には割れ目があり、渡れません。
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勘エ門黒根(かんえもんくろね?)
カケアラと小細間の間の小さな根です。
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小細間(こほそま)
勘エ門黒根の北の根が小細間です。ここでも小規模ながら、石材が採掘されたようです。
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トビット
小細間の先端には、トビットという割れ目があり、渡るのは困難です。
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黒崎(くろさき?)の段
遊歩道の上から、黒崎の段の磯場が望めます。
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田ノ浦(たのうら)
爪木崎の付け根にある小さな田ノ浦の入り江は波静かです。
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おせき穴
恵比須島(えびすじま)から西の磯にある磯場の水底土石流の崖が波食されて、トンネルが空いていて、潜り抜けられます。
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セイロウの鼻
セイロウの鼻の先端の波食された崖には、酸化して赤く変色した水底土石流が露頭します。
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赤崎(あかざき)
須崎半島の西南端に張り出す小岬が赤崎です。赤く変色した赤崎先端の波食棚は広く、途中に断層によると見られる三本の溝を越えて先端に行けます。
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デブの鼻
須崎半島の西南端北にある急傾斜の崖面をへづってデブの鼻という岬に出ます。水冷破砕岩と水底土石流の荒々しい地層を見せています
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御台場(おだいば)
デブの鼻北の小岬が御台場と呼ばれる磯です。
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長ヶ崎(なががさき)
御台場北に突き出す小岬が長ヶ崎です。水冷破砕岩が卓越しています。