下田市内を取り囲むようにそびえる下田富士と寝姿山(ねすがたやま)は、白浜層群に貫入したマグマが冷え固まって、周囲の噴出物が侵食されて残った固く尖った岩峰です。
Information
- あり-無料-300台(道の駅・開国下田みなと)
- 伊豆急・下田駅より徒歩
- なし
- 難易度
- 軽登山
- 安全情報
- 急な痩せ尾根の上り下りに注意しましょう。
周辺の見どころ
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下田富士
本郷富士とも呼ばれ、位置によっては尖った三角に見える山体が特徴です。山頂には、石長比売(いわながひめ)を御祭神とする浅間神社があります。
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板状節理(ばんじょうせつり)の尾根
山頂近くには火山の根に相当する板状節理の溶岩が自然の踏段になっています。
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柱状節理の尾根
見る位置によっては急峻な下田富士も、浅間神社への参道は、南北に延びる緩やかな山稜の上にあり、体感的にはそれほど急ではありません。
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浅間神社(せんげんじんじゃ)
山頂には、イワナガヒメを祀る浅間神社の小さな社があります。
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採石場跡
下田富士の西側には、柱状節理か発達していて、以前は採石されていました。
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寝姿山(ねすがたやま)
下田富士の東に見える連山を離れて見ると、女性があおむけに寝ているように見えることから、名前が付きました。正式には、万蔵山(まんぞうやま?)といいます。寝姿山も火山岩頚(かざんがんけい)です。
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下田港からの寝姿山
下田港から眺める寝姿山です。
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よだれ岩
寝姿山の南東のピークは武山(ぶざん)といいますが、尾根の西端に、巨岩の露頭がいつくか見えます。
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よだれ岩
大きな岩峰は、よだれ岩と呼ばれます。流紋岩が熱水変成して、カリ長石を含むので赤みを帯びています。
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よだれ岩からの俯瞰
よだれ岩トップから眼下の下田の街を見下ろします。