今から約140~130万年前に、現在の天神原や大池あたりで噴火した蛇石火山は、長い間の浸食により、なだらかな高原を造りました。火口の位置や元の形ははっきりとしません。
暗沢山(くらさわやま)は侵食された蛇石火山のピークのひとつであり、電波中継塔や伊豆半島には三つしかない一等三角点も設けられています。
Information
- あり-無料-10台(長者ヶ原山つつじ公園)
- 公共交通機関によるアクセスなし
- あり
- 難易度
- 軽登山
- 安全情報
- アクセスする道路は狭いので、車の運転には注意しましょう。
周辺の見どころ
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長者ヶ原(ちょうじゃがはら)高原
蛇石火山が残したなだらかな高原にはヤマツツジが群生しています。
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暗沢山からの眺望
暗沢山山頂には伊豆半島に三つある一等三角点のひとつがあります。北向きの展望台から西伊豆が良く見えます。
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大池(おおいけ)
暗沢山の南東に大きな湿源があります。かつてこの池には巨大な蛇が棲んでいたとの伝説があります。
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大池湿原
湿原にはススキが生い茂っています。
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大池湿原・空撮
大池湿原周辺を空撮しました。
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露頭
大池の周囲の作業道には、小規模の露頭があります。蛇石火山の噴出物と考えられます。
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蛇石(じゃいし)
大池の南約2kmにある蛇石地区の青野川の川岸から、ヘビの頭のように見える大きな石が突き出しています。大池に棲んでいたという蛇の頭に見立てています。柱状節理のひとつがこのような形になったのでしょうか?
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3D 蛇石(じゃいし)
柱状節理の柱がひとつだけ独立して生成されることはありえないので、どこかから運んではたものと考える。また、多角柱を円柱に整形し、口を付けているのでは?(全画面に切り替えられます)