河津七滝の出会滝で河津川と合流する萩ノ入川に沿った荻ノ入林道を遡ると、西伊豆に至る諸坪峠にでます。湯ヶ島層群の古い地質がところどころに露頭します。諸坪峠から北には猿山、南には十郎佐エ門・長九郎への稜線が南北に伸びます。
Information
- なし
- 河津七滝から徒歩
- なし
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 林道は曲がりくねった崖上を通ります。
周辺の見どころ
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凝灰岩(ぎょうかいがん)の露頭
峠の雰囲気を残す切り通しには、湯ヶ島層群の古い凝灰岩がぼろぼろに崩れています。
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登リ尾(のぼりお)
諸坪峠東の林道から、登リ尾のピークが見えます。
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凝灰岩露頭
凝灰岩が下部の水底土石流を覆います。
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林道のスコリア露頭
伊豆東部火山群のひとつの沼ノ川北火山から噴出したスコリア丘の断面のようです。
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湯ヶ島層群の露頭
凝灰岩の崖を開削した林道を進みます。
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新道の滝
萩ノ入川の上流は、急傾斜の渓谷に小さな滝がかかります。
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諸坪沢の滝 F1
萩ノ入川の支流の諸坪沢の谷にかかる小さな滝です。
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諸坪沢の滝 F2
上流には柱状節理を侵食して落ちる滝があります。
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煉瓦の洞(れんがのほら)遺跡-A
周囲で採掘された粘土を用いて、耐火煉瓦を焼いた登り窯が遺跡として、屋根を付けて保存されています。
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登り窯(のぼりがま)
緩斜面に造られた登り窯を横から見ます。韮山の反射炉に使われた耐火煉瓦の材料として、この付近で採取された白土が使われたそうです。
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遺跡-B
もう一つの登り窯は自然に還りつつあります。
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沼ノ川南火山あたり
萩ノ入川の右岸の山腹には、沼ノ川南火山があったと考えられています。
もっと見る(残り-5)
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萩ノ入川の柱状節理
沼ノ川南火山から谷間に流れ出した溶岩流に、柱状節理が成長しました。
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猿山の大杉
猿山の南東斜面の遊歩道沿いに、大きなスギがあります。
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猿山の大ヤマグルマ
猿山の山頂直下の平地に、大きなヤマグルマが横倒しになっています。横から見るとダイオウイカのようです。
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小僧山のシャクナゲ
猿山から北の小僧山の稜線には、シャクナゲの群落があります。
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小僧山のトウゴツミツバツツジ
猿山から北の小僧山の稜線には、トウゴツミツバツツジの群落もあり、シャクナゲと同時期に咲きます。