河津町見高(かわづちょうみだか)の山中に、大小二つの凹地があります。南東側の凹地は大池と呼ばれ、長径300mほどの楕円形をして、深さは20mほどです。凹地の草原は、パラグライダーの練習場として利用されています。
大池と小池は、約6万4千年前に同時に噴火した火山列の凹地(マール)です。
Information
- なし
- 公共交通機関によるアクセスなし
- なし
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 大池までの林道は、狭いので、通行には注意しましょう。
周辺の見どころ
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大池マール
凹地の周囲のなだらかな斜面からパラグライダーが離陸して、凹地に着陸します。火口底は水はけが良いので、池といっても水は溜まっていません。
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小池マール
大池の北西700mほどのところに小さな凹地があり、小池と呼ばれるマールです。直径は200mほどですが、深さは50mもあり、火口らしいです。
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小池 火口底
火口底は草原で、周囲の火口壁には樹木が成長しています。
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降下火山礫
大池と小池を結ぶ林道の崖には、小池マール由来と考えられる降下した火山礫が、大池マール由来の爆発角礫岩を覆った地層が見られます。