葛城山(からぎやま)は伊豆長岡温泉の南に位置する標高452mの急峻な山で、麓からのロープウェイで簡単な山頂まで行くことができます。
山頂からは、南アルプス、富士箱根伊豆の山々、天城連山や駿河湾などを展望できるので、観光名所となっています。
- 地域
- 中伊豆エリア
- ジオサイト
- 葛城山
- 地層分類
- 数百万年前に噴火した海底火山のマグマの通り道が冷え固まり、伊豆半島の衝突で隆起した火山の根
- 住所
- 静岡県伊豆の国市長岡260-1
- キーワード
- 火山の根
Information
- あり-無料-50台(小坂みかん共同農園の駐車場利用)
- 伊豆箱根鉄道・駿豆線・田京駅から徒歩2km
- あり
- 難易度
- 登山
- 安全情報
- 崖上の狭い登山道を通るところがあります。
周辺の見どころ
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葛城山山頂からの天城山パノラマ
山頂展望台から南方向には、天城(あまぎ)連山の稜線と峰々が一望できます。
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葛城山山頂からの展望
山頂展望台から北方向には、富士山・箱根、更には南アルプスを一望できます。
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龍神(りゅうじん)岩
登山道の途中に板状節理(ばんじょうせつり)の露頭が現れます。板状の岩が龍のうろこのように見えます。
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板状節理
葛城山の南西に伸びる尾根の途中に、板状節理が露頭します。海底火山のマグマがゆっくりと冷え固まってできた節理です。
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長岡滑滝(なめたき)
長瀬川の上流、発端丈山への登山道の途中に、凝灰岩の滑滝があります。
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博打洞(ばくちぼら)
葛城山の東尾根の麓近くに、巨石が積み重なっています。元々は、笠石山(かさいしやま)洞穴遺跡という古墳時代の墓跡だそうですが、その後この内部で博打をしたらしく、博打洞とも呼ばれます。中は八畳ほどの広さがあります。(古墳の発掘調査をしたので、内部の土を取り除いて高くなったそうです。)
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博打洞の凝灰岩巨石
凝灰角礫岩の転石が蓋をしたようです。