狩野川(かのがわ)にかかる大仁(おおひと)橋の袂に標高67mの小さな山があります。かつては水晶が採れたということで水晶山と呼ばれます。対岸にあった大仁金山と同様に、高温の地下水に含まれていた石英が水晶として析出したと考えられます。
山頂近くには、ウバメガシやヒトツバなどの海浜性の植物が自生し、かつてはこの付近にも海が入り込んでいたことの名残です。
Information
- なし
- 伊豆箱根鉄道・駿豆線・大仁駅から徒歩5分
- なし
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 登山道は整備されていますが、狭くて急なところが多いので、注意してください。
周辺の見どころ
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水晶山山頂から大仁橋
水晶山の山頂は眺めがよく、蛇行する狩野川の様子が展望できます。眼下には旧大仁金山と大仁橋が見えます。
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大仁橋 新旧
度々起こる洪水で、橋は何回も流されました。現在の橋は鉄橋としては二代目となり、水晶山側には初代の鉄橋の一部が保存されています。
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岩脈の露頭
水晶山北東の野尻川には、熱水変性を受けたデイサイトの岩脈が露頭します。