狩野川の左岸・大平にある地ビール工場近くの対岸に、シマシマの地層が見えます。伊豆半島で二番目に古い湯ヶ島層群の地層で、海底に堆積した軽石・火山灰が地震などにより、更に深い海底に乱泥流(らんでいりゅう)として流れ落ちることがあります。何回も乱泥流が発生して堆積すると縞々の地層ができます。その後の伊豆半島の衝突で隆起した際に、傾いたようです。
Information
- なし(左岸の地ビール工場の駐車場に断って停めさせてもらう)
- 伊豆箱根鉄道・駿豆線 修善寺駅からバス約10分、バス停・安竹から徒歩10分
- なし
- 難易度
- ハイキング
周辺の見どころ
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タービダイト 3Dモデル
タービダイトを3Dモデル化してみました。
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タービダイト周辺の空撮
タービダイト周辺を空撮してみました。
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春日神社裏の露頭
狩野川は日向(ひなた)の春日神社南の凝灰岩の崖に阻まれて、流れがUターンします。
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梶山の崩壊跡
昭和5年に発生した北伊豆地震の際に、奥野山が崩壊しました。崩壊した土砂は一時的に狩野川をせき止めました。
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梶山の供養塔
梶山の崩壊により農家3戸が埋没して15名もの尊い犠牲者を出しました。慰霊のために供養塔が建てられました。
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早霧(さぎり)湖
北伊豆断層帯に属する活断層が造った谷を人工的に堰き止めて造った池です。昭和5年の北伊豆地震で、堤にひびが入ったそうです。
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日向(ひなた)火山タフリング?
早霧湖の南にある大きな窪地は、約12万9千年前に噴火した日向火山のタフリング地形と捉えるか、活断層の活動によってできたのか分かっていません。
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日向(ひなた)火山タフリング?
ソーラーパネルの奥の草地がタフリング火口と考えられます。
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天子山山頂
三角点のある山頂はすこしだけ天井が空いているが、展望は良くありません。天子火山の火口壁は見当たりません。
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狩野川の露頭
狩野ドーム東の橋上から狩野川上流を見ると、河原に白黒の層をなした露頭が見えます。下部の白い地層は白浜層群のようです。