中伊豆には、約100万年~60万年前、伊豆半島が本州と衝突する前の浅い海底に堆積した泥・砂・礫が露頭している場所があります。冷川・向には海底の一番上の地層と考えられるシルトと軽石の地層が露頭しています。
- 地域
- 中伊豆エリア
- ジオサイト
- 冷川(ひえかわ)・柏峠(かしわとうげ)
- 地層分類
- 約100万年~60万年前、伊豆半島が本州と衝突する前の浅い海底に堆積した泥・砂・礫
- 住所
- 静岡県伊豆市冷川
- キーワード
- 軽石層
Information
- なし
- 伊豆箱根鉄道・駿豆線 修善寺駅からバス約20分(バス停・冷川から徒歩10分)
- なし
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- ガイドがいないと到達できません。
周辺の見どころ
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軽石採石場跡
洞窟内部は細かい火山灰が白いシルト層となっています。地元では、手掘りしたシルトの粉を”突き粉”(つきこ)といって精米に使ったり、台所のクレンザーとして使ったそうです。
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不動滝
沢口川の上流の支流に、不動滝が落ちます。別名・絹の滝と呼ばれる細い水流です。下段の滝の右側の露頭に、不動明王がはめ込まれています。
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旧柏隧道の入口
伊東と修善寺をつなぐ柏峠に代わって、明治15年に造られたトンネル(全長67m)も今では廃道となっています。入口は土砂で半分埋まっています。
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トンネル内部
入口は石巻工法で造られていますが、内部は手掘りのようです。途中で崩壊して、埋まっています。(東口は入口自体が埋まっているそうです。)
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旧柏峠
倒れた看板に”旧柏峠”とあるので、これが柏峠と考えられます。(地図の柏峠は、看板に四辻とあります。)
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流紋岩露頭
旧柏峠手前に流紋岩の露頭があります。
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頼朝石
徳永川沿いの棚田の上の林に、頼朝が伊東の八重姫に逢いに通う時に、休憩したと伝えられる”頼朝石”があります。上面は平らで三畳くらいの広さがあります。