舩原川支流の数沢川(かずさわがわ)の北東山中には、今から約15万年前に噴火した舩原火山がありました。火口から噴出したスコリアが堆積したスコリア丘で、西斜面にはスコリアの採石場がありスコリア丘の断面が露頭しています。
Information
- なし
- 公共交通機関によるアクセスは不可
- なし
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 採石場は操業中のため、原則立ち入りはできません。
周辺の見どころ
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スコリア丘断面
火口から噴出した高温のマグマのしぶきは、赤く酸化して気孔の多いスコリアとして、火口近くに降り積もりました。めり込んだ火山弾も見られます。(採石場は操業中なので、入場には許可が必要です。)
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天城ドーム
天城ドームの台地は、舩原火山のスコリア丘の山麓から流れ出した溶岩流が造りました。
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凝灰岩の露頭
舩原川の入谷地区の対岸には、白くざれた凝灰岩が露頭する崖があります。
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岩脈(がんみゃく)
上舩原の安山岩の採石場の対岸にもかつての採石場跡があり、凝灰岩に貫入した安山岩が複雑な節理面を示しています。
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青葉の滝
上舩原の採石場奥に、舩原川の支流の洞があり、小さな滝が落ちます。
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頼朝・運試しの石
西伊豆スカイラインの舩原峠下の道路沿いにある石は、源頼朝が源氏再興の決意を迫られて、運試しにこの石を一刀両断して旗揚げを決意したといわれます。棚場火山の溶岩のようです。
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棚場(たなば)山
舩原峠の南にある棚場山は、今から百数十万年~80万年前に噴火した棚場火山の西側斜面がほとんど侵食されて、残されたピークです。