美しく湾曲した地形を見せる御浜岬(みはまみさき)は、駿河湾(するがわん)の海流に運ばれた砂礫が堆積してできた砂嘴(さし)です。
Information
- あり-無料-多数
- 伊豆箱根鉄道線・修善寺駅から路線バスにて[戸田]下車
- あり
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 海岸のごろた浜は、ゴロタ石の波打ちぎわを通るので足元・落石・高波に注意
周辺の見どころ
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御浜岬(みはまみさき)
出逢い岬から御浜岬の美しい砂嘴の地形を展望できます
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御浜岬(みはまみさき)
戸田港は御浜岬に守られた天然の良港です。江戸時代には造船も盛んにおこなわれていました。
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御浜岬・イヌマキ群落
御浜岬の先端部、約15000平方メートルの地域にイヌマキが群生しています。樹齢100年を越える木もあり、これらの木々は過去に何回もの津波に耐えた優秀な防災林です。
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ディアナ号の錨
駿河湾深海生物館前には、安政東海地震の津波とその後の暴風により難破したディアナ号の大きな錨が陳列されています。
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達磨山・侵食地形
御浜岬の諸口(もろくち)神社の鳥居からは、達磨火山が激しく浸食された地形を展望できます。
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戸田塩の会
駿河湾の黒潮を薪だけで炊き上げて、無添加の天然塩を作っています。
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タカアシガニのお面
戸田港の外に広がる駿河湾は日本一深い湾で、多種多様な海洋生物のすみかでもあります。御浜岬に囲まれる戸田港は天然の良港で、深海に棲むタカアシガニや深海魚なども水揚げされます。甲羅で作ったお面は魔除けとして珍重されます。
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赤羽根(あかはね)
戸田港の入口の北の崖には赤い地層が目立ちます。漁師は赤羽根と名付け、航路の目安としています
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赤羽根
大潮の干潮時に、沢海からゴロタを辿ると、赤羽根の崖にたどり着けます。
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赤羽根
海底火山の堆積物(凝灰角礫岩〜凝灰岩)が隆起した上に、井田火山の溶岩流が覆って、上部の凝灰岩に含まれている鉄分が赤く酸化したと考えられます。
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北山の棚田
達磨火山が侵食されて土石流となって流れ下った谷に棚田を造成して、稲作などに利用しています。
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平目ヶ平(ひらめがひら)付近
明応の東海地震の津波でヒラメが打ち上げられたことから付けられた地名という言い伝えがあります。
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はかま滝
二段に落ちる滝の姿がはかまのように見えることから名づけられました。12月中旬に、遅い紅葉が見られます。
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雉ヶ尾(きじがお)滝・雄滝
達磨火山の浸食された谷にかかる小さな滝で、雄滝と雌滝があります。
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よしの滝
段々になった柱状節理(ちゅうじょうせつり)に落ちる小さな滝です。
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舟山
舟山の集落は、達磨山が侵食された谷を埋めた土石流台地が波で侵食されて崖の上にあります。
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イシバ
舟山の集落の家屋敷は、傾斜地を階段状に平地を造成して建てました。イシバと呼ばれる積まれた石垣が支えています。
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舟山(ふなやま)海岸北
舟山海岸の北側の崖に、達磨山火山の溶岩流の断面が侵食されて露頭(ろとう)しています。
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舟山海岸南
舟山海岸の南側の崖に、達磨山火山の溶岩流の断面が侵食されて露頭しています。