山中城は、永禄年間(1560年代)小田原城を守る城として、後北条氏により創築され、天正18年(1590年)、天下統一を目指す豊臣秀吉の大軍の前に、わずか半日で落城したと言われる悲劇の城です。
箱根を源流とする二つの渓谷にはさまれ、急峻な斜面に囲まれた自然の要害の地に作られました。石を使わない土だけの山城は全国的にも珍しく、北条流築城術の粋を集めた障子掘(しょうじぼり)や畝掘(うねぼり)が有名です。
- 地域
- 北伊豆エリア
- ジオサイト
- 山中城址
- 地層分類
- 箱根火山からの軽石火砕流・火山灰を主として、富士火山や愛鷹火山からの噴出物がローム層が間に挟まる
- 住所
- 静岡県三島市山中新田 三島市山中新田410−4
- キーワード
- 山城ローム層
Information
- あり-無料-数十台
- JR東海道線・三島駅からバス停「山中城跡」下車すぐ
- あり
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 岱先出丸への道路の横断時、交通に注意
周辺の見どころ
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畝堀(うねぼり)
春は、新緑の畝堀につつじが彩を添える。富士山の展望も素晴らしい。
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岱崎出丸(だいさきでまる)・すりばち曲輪(くるわ)
国道を渡った南には、岱先出丸が整備されています。最奥部にはすりばち状の曲輪が保存されています。
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箱井戸(はこいど)
山城の生命線である貴重な湧き水を溜める池で、飲用水として使われたそうです。
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田尻(たじり)の池
一段低い池は、馬の水飲み場や洗い場につかわれたそうです。
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旧東海道・石畳
山中城址公園下の東海道の一部には石畳が復元されています。
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芝切(しばきり)地蔵・芝塚(しばづか)
山中新田の入口にある地蔵堂の横には、芝を積み上げた芝塚があります。