箱根火山からの軽石火砕流が堆積した台地に、古墳時代の有力者が築いた古墳群です。向山古墳群は向山小学校北東側の尾根上に直線的に分布する、円墳14基、前方後円墳2基の、合計16基からなる小規模な古墳群です。これらの古墳が造られた時期は4世紀中頃から6世紀前半で、三島市内では最も古い古墳群です。田方平野北部を支配していた「くに」の王(首長)の墓と考えられ、前方後円墳があることから、大和王権との関係を知る上で重要な古墳群であるといえます。
Information
- あり-無料-5台
- 伊豆箱根鉄道線・三島二日町駅から徒歩30分
- あり
- 難易度
- ハイキング
周辺の見どころ
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三号墳
もとは円墳であったが、後に前方後円墳につくり替えられたようです。
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三号墳から西
見晴らしの良い高台に、ほぼ直線状に造られた古墳群が並びます。
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十六号墳
古墳群の西端にある前方後円墳は大きくて古いことから、最も位の高い人が埋葬されている可能性があると考えられています。
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井之森(いのもり)古墳
井ノ森神社が建つ小さな丘は古墳時代の円墳と考えられています。
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夏梅木(なつめぎ)古墳群
錦ヶ丘(にしきがおか)集会所北方の台地上に分布している古墳群で、19基が確認されています。6号墳が古墳公園に保存されており、横穴式石室を構えています。出土品には刀、鏃、馬具、勾玉があります。