昭和5年11月26日の早朝(午前4時)に、丹那盆地の地下にある丹那断層を含む北伊豆断層帯がずれたことにより、マグニチュード7.3、震央での震度 6という北伊豆地震が発生しました。
田代(たしろ)盆地の南端にある火雷神社の古い鳥居は崩れ落ち、鳥居と石段の間を丹那断層が寸断して、1.4mの左横ずれ断層が記録されました。
Information
- あり-無料-3台
- JR東海道線・函南(かんなみ)駅からタクシー 15分
- なし
- 難易度
- ハイキング
- 安全情報
- 夏から秋にかけて、オオスズメバチが飛んでいることもあります。
周辺の見どころ
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火雷神社
田代地域の人々は、地震後に新しい鳥居と石段を設けることで、古い鳥居と石段に残る地震の痕跡を将来に残しました。
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3D 火雷神社
火雷神社の横ずれ周辺を3D Modelにしました。石段と鳥居の位置関係が分かります。(全画面に切り替えられます)
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上から見下ろす
上から見下ろすと、石段の中央と鳥居の中央がずれていることがわかります。
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田代盆地
丹那断層に沿って細長い田代盆地が広がります。その成り立ちには諸説あり、定まっていません。南には、断層が造った池ノ山峠の鞍部が見えます。
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田代盆地
空から見ると、田代盆地の西側の丘陵沿いに、箱根に向かって丹那断層が走っているのが分かります。
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下山道の食い違い
火雷神社より南に150m地点の田代の集落に至る小道も断層ずれによる食い違いが見えます。