諸説がありますが、一説には伊豆諸島で祀られていた御島神を、下田の白濱神社・大仁の広瀬神社を経て、今の地(三島と名付けた)に三嶋大明神(大山祇命・事代主命の総称)として遷座したといわれています。
伊豆一宮であり、源頼朝が崇敬したことが知られ、今でも多くの人が参拝に訪れます。
Information
- あり-有料-68台
- JR東海道線・三島駅から徒歩15分
- あり
- 難易度
- 街歩き
周辺の見どころ
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例大祭
毎年8月15日~17日の三日間にかけて、各種の神事が執り行われます。
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腰掛石
源頼朝は三嶋大社で源氏再興を祈願するために蛭が小島から日参したそうです。休息のために、頼朝と政子が座ったといわれる石が残ります。(境内から掘り出された御殿場泥流中の転石と考えられます。)
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たたり石
以前は東海道と下田街道の起点が交わる場所に埋もれていた巨石です。行き交う人々の流れの整理に役立っていましたが、大正三年の道路工事で掘りだされて、境内に移されました。絡垜(たたり)は糸のもつれを防ぐ具であり、整理を意味します。
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傘石
大きな平たい石が、笠石です。
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牛石
三島七石のひとつの牛石は、頭だけを出しているのでしょうか?
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耳石
穴のある大きな石を耳石と呼びます。
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玉垣
大社西側の玉垣には、三島溶岩流の角礫と御殿場泥流の円礫が使われています。
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金木犀
境内には推定樹齢1200年で、天然記念物の金木犀が保存されています。当時は大枝を張っていましたが、一時的に樹勢が衰えしまいました。対策を講じた結果、回復しています。
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柱状節理
金木犀の周囲に使われている石材は、大仁産(白鳥山か棒石山)の柱状節理と考えられます。
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東海道三島宿
東海道の最大の難所である箱根越え手前の宿場として栄えた三島宿。お祭りなどの歩行者天国の時には、御殿川の湧水が御殿場泥流の堆積地を侵食した高低差を実感できます。